高井工芸代表 高井和夫

 

めまして、高井工芸代表の高井と申します。

私は、1990年に東京藝術大学卒業、1992年に同大学大学院を終了後、トラックメーカーのいすゞ自動車(株)デザインセンターに入社しました。 配属グループが、未来型研究のグループだったので、より先端デザインに敏感な部署で働くことが出来ました。


途中3年間、子会社の一級建築士事務所に異動になり、一級建築士同等扱いで、いすゞ自動車の販売店(ディーラー+整備工場)の設計に携わりました。


大学時代では、専攻が彫刻で、尚且つ木彫を学んでいましたので、「木」の良さや扱い、更には入手先の知識まで、多くの知識を持っています。

すゞ自動車(株)デザインセンターには、約14年半在籍し、将来型の極秘車型ばかりでしたが、Vehi CROSS(ビークロス)や、現在走っている2t、4tトラックのデザイン業務を担当する事が出来ました。


内3年間の出向先である一級建築士事務所では、神奈川県下の首都高産業道路料金所脇の川崎支店(高速からでかい看板が見えます)、相模原のテクノパイル田名の相模原支店(国道129号から看板が見えます)など、他の都府県含めて7件ほど手がけました。


彫刻は現在でも続けており、過去にグループ展や個展を十数回開催してきました。
また、東海大学教養学部芸術学科デザイン学課程にて、非常勤講師もさせていただいておりますので、日々変化するデザインの世界を、常に追い続けています。

 

 

<オーディオとの出会い>箱根寄木細工スピーカーへの挑戦


オーディオは、3歳違いの兄の影響もあり、幸いに1970年代のあの大ブームの際にも、リアルタイムでその活気を子供ながらに経験出来ました。 思えばあの時の興奮が、今の事業につながっているのだと感じています。


あれから時間と共にオーディオは社会の片隅に追いやられ、一般の人ではそれほど関心のない物になってしまいました。そのことは、消費者ばかりでなく、私達メーカーにも大きな責任があります。それは、むやみな高級機へシフトした事と、お客様のセンスに応え得る商品を提供できなかったことにあると思います。

る時、小さなスピーカーぐらい十分に作れそうな、銘木の板材(それでも端切れ)を、薪として燃やされているところを見て、なんでこれが活用されないのかと強く感じました。だからスピーカーと言うわけではありませんが、木の風合いが強く感じられ、その素材が音の質を決め、何より長く使える、それこそがスピーカーを選んだ理由です。建材では、20年前後で建替えとなり、むしろスピーカーの方が長く愛用されています。

そのことから、ほとんど迷いは無く、「木の文化を後世に伝える」意味でも、重要な活動だと今でも信じています。
 

根寄木細工は小田原とのつながりが有ったことから、一部の商品に採用しています。主に数種類の違った木材を幾何学模様に貼り合せ、それをツグ(薄いツキ板の様な物)にして、表面を飾る工法でした。ですが、近年その寄木材を贅沢に、無垢で扱う仕様が現れ、そちらを採用しています。

 

<銘木無垢材の悩み>そしてその解決とは


一方、銘木無垢材は、そんなに簡単ではありませんでした。無垢材は、先にあげた音の振動を板の内部に残してしまい。使い方によっては、安価な合成板の方がよっぽど良い音に仕上がります。


ですから弊社では、そこをデザインして、無垢材の良さ、木の良さを伝えながら、音の性能を最大限に引き出す研究を続けて参りました。 MDF材を用いても木の良さを感じられる仕上げにこだわっています。


た、銘木は、好きな時に好きなだけ手に入る物ではなく、木も生き物ですから、無尽蔵に扱うことは出来ません。殆どの製品が外国産の木材を使っているのは、国産材よりも安定して自由な量を使う事が出来るからです。この様な事から、入手出来ためずらしい木材や特別な材など、少量生産で付加価値の高い商品として、お客様にお届けできるよう努力しています。
 

 

<音へのこだわり>


各メーカーで、それぞれの思想から、そのメーカーならではの音作りをしています。その音がどれほど優れているかよりも、どのメーカーの音色がお客様ご自身に合っているかで、それを選ぶのがオーディオ製品の購入の有り方であり、楽しさではないでしょうか。当然その選択肢は多いほど、お客様の利益につながるのだと考えます。


かつて、精神科医が自作された、患者さんが落ち着くと言うスピーカーを聴く機会がありました。派手さはありませんでしたが、優しく自然な印象だったことを覚えています。何かを強調する訳でもなく、強い製作意図がある訳でもない。ただただ自然でした。


技術的な話はこの場では割愛しますが、ある時、全く別の国で作られたスピーカーユニット(ユニット)を使って似たような大きさの別の製品を設計していた際に、殆ど同じ音になっていることに気が付きました。

これは、たまたま似たユニットだからではなく、無意識に、自分好みの音に仕上げていたからです。この事は明らかに、弊社独自の音のカラーであることは間違いありません。 気が付けば、その精神科医のスピーカーと、多くの点で近く、同じゴールを目指していたように感じます。

れらの答えが、むやみな重低音に囚われず、中音域の豊かさにこだわり、小さな音でも十分に楽しめる。録音時の空間が鮮明に感じられる音のつながりでした。一言で言えば、どれだけ自然な音であるかを追及しています。近年では、その事を多くのお客様にもご理解をいただき、取引のあるオーディオ店でも高い評価を受けています。

社では、粗悪な部品は逆に手に入らず、どのような商品であっても、高額製品に使われるパーツを惜しみなく使用しています。パーツ類の殆ども国内外の最新情報を元に、優れたユニットやパーツを厳選して取り寄せています。それらの性能に裏付けられた、確かな商品をお届け致します。

 

 

<弊社の理想>


私たちは、音楽と、木の風合いを活かした美しいデザイン、そして自然で優しい音作りを通じて、お客様がより健(すこやか)でお過ごしいただける事を願っています。
音楽鑑賞が、“免疫力の向上”“自然治癒力の向上”に役立つ研究結果が、カナダのマギル大学 Daniel J. Levitin教授の研究で、明らかになり注目されています。オーディオ機器のスピーカーとして、“外見がきれいで音が良い”ことの先にある答えは、“心身が健康であること(健)(すこやか)”につながると考えています
。 
これが弊社の願いです。お客様に買っていただける事も大変うれしい事ですが、お客様やそのご家族が、ご愛用下さることが一番の喜びです。


いつでも、ご家族が、弊社のスピーカーの前で好きな音楽を楽しまれ、時には自分の音楽の趣味や良いCDの話など、そんな談笑がある。
その様な情景を思い浮かべながら商品を製作しています。

年、大型リビングのモデルルーム等で、ホームオーディオスピーカーを全く見かけません。これでもかと言うほどの高級ソファーやテーブル、大型のTV(モニター)、2m以上のTVボードまで豪華に配置された部屋で、スピーカーが無いのです。
これだけの生活をされているご家庭で、映画鑑賞や音楽鑑賞は、テレビの内臓スピーカーなの? あり得ません。こんな欠落したモデルルームの装飾は、先進国では日本だけでしょう。時折ドラマのセットに使われている、29,800円程のミニコンポも、失礼ながら中学生用の機材です。
もはや、オーディオ自体が一般の方の物ではなくなっているのです。これをなんとしても変えたい!! のです。本来オーディオは、ご予算に合わせて楽しめる物です。何より、ご自宅で良い音で音楽を聴くことは、心地良く大変楽しいことのはずです。


音楽療法と言う物の効果がどれほどあるかではなく、大らかな気持ちで音楽鑑賞できる環境を持ち、それを楽しむこと、それこそが本当の豊かさではないでしょうか。

趣味や好みを共感できる事は、誰しも大変うれしい事です。そんな社会を夢見ながら、そのお手伝いが少しでも出来たら、これほど幸せを感じる瞬間は無いと思います。

 

 

 

 

 

  ハイクラフト店店長 高井久美子

 

楽を聴こうと思ったときに、どの様な機材をお選びになりますか。その機材は、お部屋の中でどの様な位置にあるのでしょうか。高井工芸が提案するスピーカーなどの音響機材は、インテ リアの雰囲気を損なわずに “キラリと光る存在感”を放っている、そんな商品です。

は、お部屋の中に違和感無く溶けこんでいる商品を、一人でも多くの方のお手元に届けたい、と言う思いで販売しております。


また、音楽を聴くための商品ですので、音質にもこだわりをもって研究・開発しています。商品がお手元に届き、実際に音を鳴らし、「ああ買って良かった」と喜ばれ、長く愛される商品作りに励んで参ります。


小さなスピーカーにも、その思いはいっぱいつまっています。是非、これらの商品をお試しください。

 

 


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