AMP修理
今までお気に入りで使っていたSONY TA2000Fですが、故障して使えなくなりました。
内部基盤をくまなく確認し、気になる所を交換してみたのですが直る気配がありません。ハムノイズが入るようになり、右側からの音が出ません。時折気分しだいで音が出たりするのですが、パンって激しい音がしてそれから無音になります。
メーターもその時は動きませんし、パンって音がコンデンサの異常放電の様にも感じます。劣化しているトランジスタ類もなさそうで、完全にお手上げです。内部電圧も150vと37vの2種類ですが、入力は正確なのに変圧が全く効かなくなり、可変抵抗で調整するのでしょうが、何おやっても入力時の電圧のまま流れてしまいます。一部の抵抗が燃える事態にまでなってしまいました。
最後の手段で考えたのは、同じアンプをまたヤフオクで購入し、基盤の差し替え等で問題を追及するか片方を部品取りにするか、そんなことを考えオークションサイトをさまよっていました。
相場では2~3万円程度の様なので、そのつもりで入札準備をしていたのになぜか全く違うアンプを購入してしまいました。
「馬鹿なの!」と自分でも思います。しかもジャンク品扱い。少しは期待しましたが標記の通り壊れていました。片方の回路が生きていたので、部品を入れ替えたりして問題個所を特定し、USA製?の電解コンデンサが原因なのを特定しました。結局古いコンデンサを入れ替え、変な修理箇所を手直しして使える所まで復活させました。
いつの製品か分からないのですが、クアトレと言うメーカーも知りませんでした。縦スライドのボリュームも下から5mmが調整範囲でめちゃくちゃ使いにくく、ボリューム前に100KΩをぶち込んでなんとなくそれっぽく仕上がりました。
音の印象はアメリカンサウンドって感じでしょうか。中低音の厚みがぶ厚く、4インチ程のユニットではコーンがぶるぶるになってあまり音量を上げられません。手持ちの12AX7の自作プリアンプも有るのですが、一部の音に気になる所があって市販のプリアンプ(年代品でも可)が欲しかったのです。SONYのアンプはしばらく塩漬け、今度のクアトレ BOD 1Bはまるで機能が無いので、少し寂しいですが・・・