昔作ったトールボーイ

昔作ったトールボーイをオーバーホール中です。
神奈川県産のヒノキ無垢材を使ったエンクロージャーで、大きさもそれなりなので、弊社では作業性が悪く、材料費も高く、一般的な販売価格に乗らないため、テストで使って放置していました。それでも、柱の様で見た目も面白く、きれいにして音の調整もやり直し、更にウーハーユニットも新しく発売されたペーパーコーンに変更して、一品ものとして大特価で販売しようと準備しています。

ヒノキ材は、無節材になるとバカ高く、かと言って節ありでは死に節と言って、中が黒くなったり、指で押して抜けてしまう物があり、その扱いをどうするか解決策がありません。家具や楽器の場合、四角く切り取って、同材をはめる方法がありますが、見た目に良いとは思えませんし、安定した製品作りにはとても向かないと感じています。

この試作品は、背面と一部に節がありますが、死に節ではなくかえってアクセントになり、檜らしさが感じられることから好結果になってますが、同じ物を作るとなると・・・・

そんなことから、長らく保管していたわけですが、作業場も荷物の整理が必要で、宝の持ち腐れでは持った得ないので、今回の作業に入りました。

台は、塗装用の仮物で、製品ではガラス色の円形アクリル板になります。透明な台なので、設置した時に、本当に柱状に立っている感じです。音楽用に調整していますが、細身のスピーカーですので、TV用にも最適です。