欲しかったフルレンジユニット


楽しみなユニットが手に入りました。
7~8年前から注目していたドイツのVisaton B 200のフルレンジユニットです。 かつてのJBL的フィックスドエッジ、感度の高いインチヴォイスコイル、大型マグネット、スリム設計のアルミダイキャストフレーム。 中央ダストキャップの作りこみが丁寧で、20㎝でありながらダブルコーンシステムを採用しなくても20KHzまで確保しています。


今や低音重視設計の考え方からこのような旧式の考え方が廃れ、フルレンジマニアからすれば選ぶ商品が無く、ビンテージに走っている方も多いと思います。 基本、業務用スピーカーユニットメーカーであるVizatonが本気で作ったユニットだと仕様から思っていました。 だからこそ試してみたいと考えていました。とは言えBOXが無いことには音も聴けません。


不思議なもので、知人から腐りかけの材木を譲り受けそれを使って早速トールボーイ型BOXの制作中。 30年以上寝かした材なので何の木か分らなかったのですが、多分「台湾檜」の様です。 今では完全に取引禁止の木材で40年ほど前には木曾檜の代わりとして輸入されていたそうです。 市場に出回っているのはその頃のデットストックで、1800×300×20の材で38,000円もするようです。


背面板以外この材で製作する予定です。趣味の試作品ですので1品物になり、ぶっつけ本番の製作となります。 完成しましたら、音の感想をお披露目を記事にしたいと思います。


追伸:残念ながら台湾檜ではなく古枯れした栂でした。