社長日記

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 HC-TY170(oberon)

 HC-TX152(phoebe)


Audio Nirvana の3インチを使った弊社のオリジナルスピーカーですが、このウーハーユニットが、突然仕様変更となり、デザイン上の印象が大きく変わる事となりました。


なんでも、Audio Nirvanaのオーナーが、試に作らせた仕様がそのまま製品として納品され、写真の様なユニットは、急遽生産中止となったそうです。しかも、在庫が無くなったことから注文をし、納品された物が既に新しい物に変わっていたのですから、写真のユニットは、何処に行っても手に入らない代物になってしまいました。

 


何が変わったか、直ぐにお分かりだと思います。この写真が新しい仕様のユニットです。性能的には全く変わらず?、コスト面でもそれほど減額になったわけではないようですが、大きなサイズにClassicシリーズがあり、それがこのようなタイプで、そのシリーズに取り込んだ形で変更になった?と言うか、なってしまったとのことです。


冒頭の写真は、上からHC-TX152(phoebe)  HC-TY170(
oberon) ですが、どちらも今までのフェイズプラグ仕様の写真の為、今後変更せざる負えません。


ちなみに、フェイズプラグ仕様のユニットが、弊社では1組だけ在庫があり、このフェイズプラグ仕様の製品が1組だけ納品可能です。HC-TX152(phoebe)  HC-TY170(oberon) のどちらか1組のみです。それ以降は、新しいユニットに変更します。


少々レアな物をお好みの方は、今なら最後の1組が手に入ります。また、新しいユニットでご希望の方は、備考欄等にその旨をご記入ください。

まだ4か月も先の話ですが、来年1月27日から6日間、神奈川県小田原市(地元)の画廊(ギャラリー)を借りて、高井工芸の展示会を開催予定です。


画廊では珍しく音出しOKで、ご家庭での音楽鑑賞程度の音は問題ないそうです。やたら大音量を出したがる主催者も見かけますが、小さな音でもハイクオリティーがホームオーディオの性能でもあると思っていますので、小さめの音(一般家庭程度)の試聴会にしたいと思っています。


内容は未定ですが、現在スポンサー(協力者)を募集中です。

最近ようやく解ったのですが、ハイレゾの24bit 192kHzですが、bitはともかく、192kHzはそこまでの周波数を収録出来る物と思っていました。 人の耳が20kHzが限界ですので、あまりにも途方もない数値だと感じていました。


コンピュータを少しでもお解りの方には、笑っちゃうほどの勘違いですよね。(お恥ずかしい)
そもそも音の長波とこの192kHzは全く別物で、コンピュータの速度の様な物。 Hzは、信号(の波)が1秒間にターンを何回繰り返すかであり、192kHzでは、1秒間に192000回となります。 音の周波数では、単に音の高さを表すに等しく、1秒間に何ターンかは気にしていませんでした。 (しかし、同じ単位であり、全く同じ理屈の物でもあります)


現在のCD規格が16bit 44.1kHzで、信号の道であるbitに囚われていましたが、むしろ44.1kHzの方が重要に思えてきました。 例えば、44.1kHzの性能で、1kHzの音をサンプリングしようと思った時、1kHzは丁度真ん中の中音域ですが、 Hzで考えれば、1秒間に1000回ターンしている音と言えます。となると、44.1kHzのサンプリングでは、 44100回/1000回の分数になり、1kHzの音は44.1か所のサンプリングになります。 なるほど、低い音では有利に働き、低域代表の100Hzでは1ターン間に441か所のサンプリング、 これなら、かなりの密度で、十分なように思えます。


問題は高域、しかも超高域です。 仮にスーパーツイーターの様な40kHzとか50kHzなどではどうでしょう。 40kHzでは44100回/40000回の分数で、僅か1か所、50kHzでは0~1回になってしまいます。 100HZではアナログの波型を441か所のポイントで再現しますので、そのポイントを結べば、 アナログで発生した波型をかなり近い形で再現できそうです。 ですが、40kHzでは1か所ですので、その時の音の波形を再現するのに1点しか無ければ、 どんな波型だったのか解るはずがありません。 まして0回であれば、再現どころではありません。


人の耳に聞こえる限界の20kHzでは、2.2回、10kHzでは4.4回と、大幅にポイント数が少なくなり、 これが不正確につながっているようです。


ハイレゾの192kHzでは10kHzでは、19.2回と断然多くなります。19点以上のサンプリングポイントがあれば、 殆ど波型を再現できるとまでは言いませんが、圧倒的に有利なのは確かです。


人から聞いた話で、自分も持ち合わせる知識が無いので、こんなでたらめな解釈をしましたが、 言える事は、ハイレゾの192kHzは、それほどの高い音まで対応しますと言う事ではなかったようです。 もちろん192kHzと言う超超高域が録音されていた場合、最低でも1か所のサンプリングは出来ると言う事になりますが・・・


こんなことって知っても仕方がないのでしょうが・・・


久しぶりの特注スピーカーを、本日無事に引き渡しが出来ました。


FOSTEX FW208N用で、サブウーハーとして使われるそうです。わざわざ作業場までお越しいただいて、辛うじて音出し確認までは出来たのですが、なんといってもこの暑さ、空調の無い作業場ですので、朝9時に来てもらいせいぜい1時間が限度です。そんなこんなで最後の写真を撮るのを忘れてしまいました。


あくまでそのユニットがはまる事が条件の仕事でしたので、今日ユニット持って来てもらい、その場で取り付けて引き渡しと、どんな音になるのかは今日まで解っていませんでした。 今までの経験から、内部補強、吸音材等を考え、力強い低音よりは、優しく味わいのある音にしたいと思い作ってきましたが、想像通りの上がりでした。


針葉樹の合板にシナの共芯合板を重ねて接着し、同材で補強の角材にも使っています。硬い材だけでは、有る強さの音量がかかると、箱鳴りが止まりませんが、かさかさした素材の板とある程度の柔らかさを持つシナとの組み合わせは最高でした。箱の不快な音は全く出ず、非常に安定した印象でした。


弊社で作る物にしては大きく、35リッターの大作?でしたが、ご満足いただけてほっとしています。 わざわざアメリカからバスレフポートを取り寄せたのも、良かったのかもしれません。

HC-TY162D

HC-TY161L


この度、ようやくYosegi-Mの新しい商品をリリースいたしました。
新しいと言っても、大きく変わったのはウーハーユニットが変更になった事ぐらい。ですが、Scan Speakの高級ユニットのオプション設定が出来るようになり、更には完全受注生産のHC-TY162Dが同時に注文受付となりました。

HC-TY161Lは、構想時にはこのウーハーユニットが発売される前で、テストをした時に直ぐにこちらに変更しようと感じました。アルミキャストフレーム、カッパー色のフェイズプラグ、軽快感のあるペーパーコーン、凹凸が逆なラバーエッジ、何をとってもこのYosegi-Mにぴったりのユニットだと感じました。これらの特徴はほぼ全て、鮮明な中音域を作らんがための造作だと思っています。


外観上豪華になっただけでなく、ヴォーカルを聴くのに最適な、突き抜ける様な鮮明さと、前面に浮き上がる印象が、こんな小さなスピーカーで得られるとは、自分でも想像を超えていました。


今や、10㎝程のウーハーを持つスピーカーであれば、2~3万円でも買えるのが現状です。それを考えれば、標準で74,000円(税別)は確かに高いかもしれません。ですが、より音の性能を追求し、外観の美しさにこだわった商品であれば、決して不当な値段とは考えていません。むしろ、この金額では十分ご納得頂けると思われるほどの自信作です。


更に、完全受注生産のHC-TY162Dは、標準のYosegi-Mを最大限に豪華にし、このサイズでは度が過ぎるかも知れませんが、Scan Speakの高級ユニットを標準化し、「赤い悪魔」とまで言われるDynamicapの手巻きコンデンサを採用しました。大型のスピーカーをゆとりを持って管理できるご家庭であれば良いのでしょうが、なかなか現実では難しいものです。6畳ぐらいのお部屋で、十分な音質を伴った音楽鑑賞では、このサイズは理想的ではないでしょうか。


大型のスピーカーでは、とかく音量を上げなければバランスが確保できないのが一般的で、小さいには小さいなりの良さはあります。PC用にも扱える大きさですので、ハイレゾをお楽しみいただくのにも最適ではないでしょうか。

改正道路交通法により、自転車運転時の罰則規定が強化されました。


中には厳しすぎる点もあるようですが、既に警察のお世話になった方も多いのではないでしょうか。
自転車が庶民の足になってから、何十年も経っているのに、なぜ今ここまでの交通規制が必要なのか?それこそは、事故の急激な増加なのでしょう。なんでも10年前の1.5倍、中でも重大事故が非常に増えているとか。


事故が増える背景には、モラルの低下と言われても仕方のないことでしょう。結局は、自由で便利な物が窮屈な物(社会)になってしまうと言う事なのでしょう。


最近見たテレビ番組で、自転車の欠陥、強度不足による事故も多いとか。主要なフレームが突然折れたり、前輪が脱落したり。知人の自転車愛好家も、自分で自転車を組み立て、乗り出そうとしたらハンドルの軸留めのネジを締め忘れ、転倒して前歯を折った人がいました。これは欠陥ではありませんが、ハンドルが折れたり、車輪が脱落したりすれば、大怪我につながります。


欠陥、強度不足等による事故は様々ですが、個人的に被害者の共通点がある様に感じます。自転車は、これほどの怪我をすることが考えられる道具であるにもかかわらず、例えば新品の折りたたみ式自転車で、4千円やら5千円程度で購入していた様です。自転車協会の安全認定を受けた商品が、そんな値段で買えるとは思えません。
まともな商品作りであれば、現在国内で販売されている自転車の、約90%は海外生産品で、為替や人件費の差では、それほど価格差は出せないと思います。にもかかわらず、これほどの激安とあれば、概ねそのような物と考えても良さそうに思います。


自転車の危険性を知り、自分の身を守る事を考えれば、新品のバカ安商品は十分な注意が必要だと思います。「身を守る」や「財産を守る」事は、常識的な相場を知り、極端に逸脱しない買い物をすることも重要ではないでしょうか。高ければ良い物とは言えない事も多く見られますが、バカ安商品は、「安物買いの銭失い」ではすまず、命や健康までも失いかねないと言う事ではないでしょうか。


やたら安い商品に飛びつく様は、正に今のモラルを映し出しているように感じます。

 


Scanspeak 10F/8414G10 10cmのウーハーです。
テストのために取り寄せました。Scanspeakと言えば、世界で最も有名な高級オーディオスピーカー・ユニットメーカーで、今日では、日本の一般ユーザーでもご存じの方が随分多くなりました。
今までは、欧米を中心とした富裕層向け高級機ばかりを生産していましたので、10㎝程の小さなフルレンジなど見向きもしていなかったようですが、 最近の小型・高性能の流れから、本気で開発をしたラインナップの一つです。このほかに5㎝のフルレンジも同時に発売されました。


小さいからと言って、その製品に妥協は無く、背面から見れとその精工さが伺えます。 10年ほど前には、この会社も中国で生産していましたが、あまりの人気ユニットを持っていたため、 裏ルートで出回ったり、技術を保護出来なかったりと、問題も多く、更には親会社の会社更生法申請で、経営方針の転換もあったようで、 現在では、小さなユニットでも全て本国のデンマーク生産になりました。


殆どの高級オーディオメーカーが、申し合わせたように採用したScanですが、アメリカでの生産地標記の厳格化が行われ、 超高級機に中国製は使いにくいとか、生産地が不透明で扱いにくいと言った問題から、 唯一生産地が確実なSEASに人気が移る等、その地位が揺らぐ時期もありました。 今では、かつてのVifaのラインナップも、デンマーク生産に変更し、ディスカバリーのシリーズでこのメーカーが生産しています。 

 


音の方は、さすがと言わざるを得ません。10㎝ペーパーコーンフルレンジは、高域にかったるさが有ったのですが、もちろん全く感じられず、 ネオジムマグネットの強力磁気で、極めて歯切れの良い、スピード感のある音質です。 ハッキリ聴こえるユニットですので、硬くも感じられるかもしれませんが、これが曇りなしの音とも言えるでしょう。


そもそも、その磁気力ですが、通常のフェライトや昔のアルニコでも、マグネットの大型化をすれば同じ磁気力にはなります。 ですが、問題は磁気密度にあり、単位面積当たりの磁気力では、他のマグネットとでは明らかな差があります。 その磁気力で、ボイスコイルを動かす訳ですが、瞬発力も確かに磁気力の賜ではありますが、もっと重要なのは止める力だと思います。 ダンパーやラバーエッジ、更には慣性の法則がある訳で、これを瞬時に止めるのは容易ではないのです。 この言わばブレーキが利いた音が、不要な余韻を残さない曇りのない音となると思っています。


コーン紙を限界まで軽く(薄く)し、フィックスドエッジの様にすれば、弱い磁気力でもブレーキの利いた音は出せそうですが、 それでは、サイズ以上の低音は出せず、軽すぎるコーン紙は、共振を招きピークに悩まされます。 磁気力に依存しすぎも問題かもしれませんが、総合的な答えを感じさせるユニットではないでしょうか。
今後の国内での販売方法にもよりますが、Yosegi-Mの次期型に、このユニットをオプション設定できればと考えています。

今、新入学セールを実施中で、PCを使ったハイレゾ音源対応PC-Audio用セットを、特別価格にて販売しています。


でも、それほどの注目度はありません。何故でしょう?多くの方は、「ハイレゾ」に興味が無いのでしょうか?


音楽の楽しみ方は色々ですが、CDを中心に聴いている方には、それ以上の音源は必要ないとお感じなのか?
そもそもPCを使ったコンポは、基本的に簡易コンポに当たると思います。熱くなったら冷却ファンが回るPCでは、環境ノイズが入ってしまいますから、同じダウンロードからの音楽媒体も、別の物の方が良いのかもしれません。ですが、
仕事や、通常使いのPCが、高音質のオーディオ機材に変わるなんて、面白いと思うのですが・・・


ご存知のように、CDは世界規格で16bit/44.1kHzですが、ハイレゾは24bit/192kHzになります。bitはデジタルの通り道みたいな物ですから、16本の道路が24本に変わる事は、劇的に情報量が増える事を意味しています。僅か3インチのフルレンジでも、ハッキリとその違いが分かります。


最近、新聞紙面でも良く話題になっているハイレゾですが、通常のPCでイヤフォン端子から信号を取り出すと、CD以下の情報量に変更されてしまいます。ダウンロードも、mp3等の形式では、CD相当の情報量に書きかえられてしまいます。その様な環境下では、全く違いが分りません。(当たり前ですが)
ポータブルのCDやDVDは、下手をすると1bitまで性能が下がります。USB信号を音楽用信号に変換し、24bit/192kHzでアナログに変換できる機材が無ければ、とてもその良さを実感できません。


確かに、毎回ダウンロードのファイルを使ってと言うのも、慣れた人でなければやりにくいし、今持っているCDももちろん聴きたいし、そんな時にPCはCDも聴けますから、手軽で便利に思います。もちろん高級機のCDプレーヤーを超える物ではありませんが・・・


今までは、DACが高価すぎて、PC用アイテムに向かない物でしたが、今では2万円まで安価になりました。これは体験しない手は無いでしょう。


やらなきゃと思っていた、子供の学習机が自分の担当分は修了しました。本棚が付いたことで、だいぶ学習机らしくなりました。椅子は、姿勢が良くなるタイプの物を購入。これは市販品です。


事務机用の規格ですので、長く使ってもらえれば良いのですが・・・


これ以外に、キャビネット(引き出し)が必要なのですが、昨日チェックしていた商品の評価が最低で、しかもそのコメントは怒りに満ちていました。なるほど商品写真を拡大してみると、コメント者の言う通りかなり粗悪な感じがします。(注文しなくてよかった。。。)

今時これほどの粗悪品が、普通にa○azonや○天で販売されているのだと、改めて再認識させられました。


資金不足で色々な商品製作がペンディングになってます。
その間にアトリエの片付け。作業場ですから無理もないのですが、何もかも埃だらけ。機材が故障しないのが不思議なぐらい。流石に、CECの高いCDプレーヤーはデリケートなので、ここでは使っていませんが。

しばらくしたら、再開します。

昨日、神奈川県藤沢市で、最近OPENしたばかりのショッピングモールに行ってきました。


なんでも、代官山のショップと同じ造りだそうで、こんな所にすごい! と思うほどのしゃれた物が出来ていました。店内を一通り見て、なんだか本屋が大半を占める変わった店でしたが、なかなか面白かったです。目的は、その脇にあるテントハウスの様な展示場?に係りのある方の案内でしたので、そちらを見に行く事でした。

そこでは、お目当ての車は午前中に退場しており、結局空地だけを見た状態です。肝心の店舗に移動して、i-padやPC等があるコーナーで、弊社の様な手作り物を手掛けている会社(個人)の商品も幾つか見かけました。

もっぱらB社のアンプ内蔵スピーカーが主流で、「大変良い音がします」と店員さんに勧められました。なるほど、確かに良いか・・・・ なんて・・・
音楽を聴くとは、色々な視点があるなと今さらながら感じました。40年ほど前のポッケッとラジオから考えれば、随分良くなりましたね、ですし、Bluetoothでスマフォから飛ばして、大変便利、も確かです。これで十分な方には、それ以上何も必要ないのでしょうが、「音楽を良い音で聴きたい」となると話は違ってくると思います。

Bluetoothは確かに便利ですが、受信機の中を見ると、DACの様な構造になっていません。デジタル信号?なのかもしれませんが、音楽デジタルとは異なります。当然ながら、最近のハイレゾは全く望めません。40年前のポケットラジオを持ち出したのも、i-padの付属品では、そのラジオの延長線で、一体型のコンパクト設計ですから、単純にモノラルと殆ど変りません。音のバランスも、背面に小型のサブウーハーを内蔵していますから、適度に良いのだとは思いましたが、オーディオあるいはHi-Fiの概念とはかけ離れてます。

はなからオーディオなど、生活必需品ではなく、その昔はぜいたく品として税金もかけられていたほどです。それを楽しもうと思うならば、配線が面倒で場所もとって、部屋の環境も気にして、操作や扱いがデリケートで、それでも音は良い。そんなデメリットも全て良さとして考えられなければ、やってられない趣味でしょうね。

バカちょんカメラは今やどんどん良くなってますが、細かな設定を要するプロ用カメラも未だ健在です。カメラと同じで、「やっぱり仕上がりが良いんだよね」。ですよね。



後ろ側の塗装まで終わりました。後は、クリヤー塗装ですが、これは自分ではできませんので、いつもの木工塗装専門工房に発注します。側面(背面も含む)、底面は、半艶で、上面だけ光沢のある仕上げを考えています。

うっすらと積層断面が見えるように、側面等はオイル系のブラックを使用、上面、底面はカシューの黒を筆で塗り、#600で磨いています。このままピアノブラックにするわけではないので、クリヤー塗装時に問題ない程度の磨ぎにしました。なんとなく白っぽいのは、磨きの為ですので、クリヤー塗装後は、かなり濃くなるはずです。

残念ながら、開発費が車検に消えましたので、これ以降はしばし中断。バッフル板の設計も終わっていますので、再開すれば比較的早く完成するのでは。


それから、現在実施中のKrynaキャンペーンと今月のお勧め商品は、残すところ後3日で終了となります。弊社ではかなりの好条件のキャンペーンですので、是非ご利用ください。


穴埋め終了。サンドペーパー#240まで磨きも終了。これが重労働なのです。


これから塗装に入ります。内部は1液性ウレタンを2回流し込んで、細かな穴をふさぎました。と同時に、材をしっかり固め、剛性を高めています。更に大きな穴は、同材を埋め込んだり、ロックパテで裏側から目止めしています。


手間がかかり過ぎて、生産性に難があるのですが、どうしても妥協したくなかったので、ここまで手を入れています。バッフル板の全面も、丸みを付ける予定ですので、製作時間だけでも相当になるでしょう。現在、3組制作中です。

3つのピースを一度に接着。
県の産業技術センターの大型のプレス機で、強力に圧着しています。流石に18tはかけ過ぎだったかもしれません。


明日、取りにゆきます。


ターミナルの穴も、治具を作ったのでそれなりに上手く出来ました。穴埋めと磨きは大変そう・・・

 

 

まずは、エンクロージャーの後ろ側(バッフル板以外)を製作。 こだわりの積層モデルです。

12㎜の針葉樹合板を29枚重ねた計画で、現在3ピースに分けたところまでですが、仮置きして大きさの確認をしたところです。 初めに、NC切削機で馬蹄形に切り抜き、それを種類順に仕分けして順番に重ねて行きます。 一度に接着すると、少しづつずれて斜め(平行四辺形)になったりするので、10枚単位で分割し、最後に圧着機で全てを接着します。 大きさは概ね10リッター相当。板厚は20㎜ですが、ご覧の通りあまり良質な材ではないので、所々穴が空いています。 これを埋める作業が大変そうです。

木材としては、下地材の決して高級な物ではなく、評価の高いフィンランドバーチ材などとは、比べようもありません。 ですが、全て針葉樹の合板で、触ってみると、油(ヤニ)の抜けきったその素材は、音に置いては馬鹿に出来ないと思っています。 木材としては、ち密で粘りや弾力がある方が高価で優れているのでしょうが、カラカラのパサパサ感は、音抜けの良さを感じさせます。 叩いてみると、コンコンとした音の余韻が、すっきりと消えてゆきます。 以前、フィンランドバーチも使ったことはあり、バーチはカバ材で、これもバサバサした印象でした、が、それを大きく上回る印象です。 その分扱いにくく、綺麗に仕上げるのが難儀で、余計な手間も沢山かかります。 上下の平面の部分は、サンドペーパーで磨けないので、シナ合板の3㎜を化粧に貼っています。 更に、ターミナルの穴も、木材の密度があちこちで異なるので、ドリルで穴開けをする時に、勝手に印からずれてしまいます。 そのため、現在専用治具の製作中です。

出来るだけ安い商品を作るのであれば、こんな手間のかかる工法は絶対にやりません。 今後、この様な開発がどれだけできるか分りませんので、さらに上のこだわりで製作しています。

これから、バッフル板の設計に入ります。 また、開発費を工面してからの製作になりますが・・・ 何時出来上がる事か・・・

 

そうそう、ところで、トップページにある動画を、モノタロウ主催の「イケ技グランプリ」にエントリーしていたのですが、この度グランプリに選ばれました。

早速、賞金は使っちゃいました。

 

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画像を載せるのをためらうほどのボロ箱ですが、これでもテストボックスです。 外観の良さも売りの弊社としては、イメージダウンにつながりかねない見苦しさです。

 

ですが、これにもそれなりの訳があります。それは、音の性能を確認するための物ですので、「音」に対してストレートであるためには、この方が都合が良いのです。 中途半端に綺麗さを求めれば、柔軟な変更が速やかに出来なくなります。
例えば、2つのスピーカーを聴き比べる場合、片方を聴いてから、1時間ほどしてもう片方を聴いたのでは、差が分りにくくなります。 比較は直ぐに出来た方が、正確なデータが得られると思います。 バッフル板、ウーハー下側に横木を2本打ちつけていますが、これもその部分の共振が気になり、数分で加工しています。 有名メーカーのテストボックスも、ガムテープでべたべた貼った物を写真で見たことがありますが、あれらも「音」に対してストレートに反応した結果だと思います。

 

素材もあまり豪華な物は使いませんし、概ね安定するMDFも使いません。全てが完成した時点で、テストボックス時以下の音であれば何にもなりません。 作りも材も悪条件で、調整しながら製品化可能な性能まで出せないと、それ以上の製品にならないと思います。 何より、テスト当初は、このユニットで決まった訳でもありませんので、カッコ良く美しいテストボックスなど考えられません。

 

音の仕上がりはまずまずです。 高域で演出している訳ではなく、中音域で透明感を感じます。 低域は、3インチボイスコイルとネオジムマグネットのウーハーですから、解像度が高く、俗に言う団子状態にならないすっきりとした印象です。 当然スピードも速く、なるほどこんな物を作る訳が解ったように感じています。だいぶ面白くなってきました。

アメリカンサウンドと言えば、JBLに代表されるドライでメリハリのある音、特に低音が強くないといけないらしい。それに対してイギリスでは、これもタンノイやハーベスなどが代表的で、 ぶ厚い中域音、少し霞がかかった雰囲気を作るのが上手い、そんな印象。

デンマークでは、世界のスピーカーユニットの殆どを占めていた時代が有ったほど、スピーカー作りでは世界の中心とも言え、 華やかで鮮明な音は、聴く人を楽しくさせるそんな印象です。あのJBLやインフィニティ―ですら、デンマークのメーカーからOEMを受けていたほどです。 変わったところでは、あのベルリン交響楽団を持つドイツでは、クラッシックに非常に厳しく、その耳は全てを再生しきっていなければ納得が行かない文化を持ち、 微細な音の先端まで表現しきる、そんな音を好むようです。 ですが、日本人にはさすがにきつく聴こえてしまい、これも好き好きではないでしょうか。

また、フランスなどは、あのハーベスのユニットを作っているメーカーが有ったりで、概ねイギリス+デンマークの様な印象でしょうが、今は元気なスピーカーメーカーが見当たらず、 特徴を表現するのは難しく思います。ノルウェーもデンマークメーカーを意識したようなメーカーが存在します。

上記の全ては、私の独断の意見ですので、当然異論を唱える方は多いと思います。

他には、当然日本、韓国、世界のユニットの90%以上を生産する中国、インド、インドネシア、イタリア、スペイン、ベルギー、スイス、カナダなどと言った国々が、 良質なスピーカー(オーディオ機器)を開発しています。

ですが、上記の4か国の様に、その国の好みや特徴が全く見えてきません。日本の場合はどうでしょうか? 過去にも現在でも優秀なメーカーが、多くの良質な音響機器を研究開発しています。では、日本の音とはどの様な感じでしょうか? これまで、その事を考える余裕はなく、択一的な音作りではなく、多くの表現を自由にユーザーが選べる、それで良いように感じていました。 ですがやはり、JBL(アメリカ)的とか英国風とか、他の文化やその国の国民性を模している様にも感じます。 これまで、日本の音を考えその様な製品づくりをして来たメーカーが思い当たりません。(自分が知らないだけでしょうが)

そんな事も含めて、何故自分はいつもこの「音」になるのか合わせて考えてみました。

日本の伝統音楽、例えば雅楽などは、室内の演奏ではありません。能舞台も基本は屋外ステージです。今で言うコンサートホールは日本にはなかったのでは。 祭りのおはやしも外ですし、和太鼓もそうです。温暖な気候に恵まれ、屋外の開放的な環境を自由に扱えた日本は、北欧の様な厳しい環境ではなく、 他の欧州の様に、鉛色の雲に覆われる時間が長い場所でもありません。 更には、琴や尺八等でも、場所は屋内でも、日本の建築は柱構造ですので、晴天(温暖)であれば全ての扉を空け放ち演奏する光景を思い浮かべます。 その様な屋外での環境を考えると、どこまでも音は広がりはるか先へ抜けて行きます。

また、世界的にも水に恵まれた国土を持ち、軟水の澄んだ水が豊富存在します。わさびの文化も、それなくしては存在しなかったものです。 挙げて行けば限がないのですが、その様な事から、繊細で透明感があり、澄んだ音がどこまでも抜けて行く、そんな音がこの国らしさではないでしょうか。もちろん、そんな簡単な話ではないでしょうが、いたずらに長文になることもあり、だいぶ割愛しています。これも、私の思い込みなのかもしれません。

いつも心掛けている事は、その透明感と限りない解放感で、無意識にでしょうがその答えと近いところを追求してきたのかもしれません。

「日本の音」を十分に再現(表現)する事は大変難しいのですが、日々少しでも近づける様努力しています。 今有るラインナップもその一部は表現できていると思いますが、特にYosegi-LHC-TX400は、日本の音の入り口位には来ていると感じています。


激しく外観は悪いのですが、テストBOXを作り早速ネットワーク回路の設計に挑戦。 ウーハーとツイーターを独立させ、ツイーターの位置を前後させて、シュミレーションと実測値の差を調整しながら位相を合わせています。

完全なやり方ではないのですが、パソコン上でシュミレーションした回路を使い、それを実測で想定し、結果を見ながら計算値と実測値のずれを修正して行きます。 そうする事で、ツイーターの前後位置が決まったデザインでも、それに最適な回路を選ぶことが出来ます。 要するに、同一面(同じバッフル面)にウーハーとツイーターを設置した状態での最適な回路設計を見つけ出すわけです。

同一面での設置の場合、位相のずれはツイーターには奥行きが無く、ウーハーと比べて前から音が出る形になります。 基本的には、ボイスコイルの位置を合わせるのですが、ユニットの種類などで必ずしもボイスコイルの位置で決まる訳ではない様です。 そのため、計算上の0㎜が実測ではどの位置にあるのか確認し、それを都合の良い位置に動かした距離をシュミレーションに入れ込み更に回路設計をやり直します。

作業的には大変ですが、パソコン1台と測定ができるマイクが有れば誰にでもできます。詳細は公開できませんが、知りたい方はお問合せ下さい。 ただし、最低限の設備で考えたやり方なので、正しいとは言えないかもしれません。

で、テストBOXの側面に、別のウーハーの様なものが付いてますが、それはパシップラジエータです。昔のドローコーン。
言葉で説明するのが難しいのですが、バスレフは、有る所の低域を強くしますが、その周波数より直下の周波数が落ち込みます。 一般的にはその周波数より上の範囲を有効周波数帯とします。パシップの場合、密閉型とバスレフの間の様な特性で、 ある程度は低域を強化しますが、バスレフの様な落ち込みは発生しません。 この商品開発では、重低音を求めるのではなく、深い低音を求めました。その為パシップラジエータを選択したわけです。

20㎝程のウーハーであれば、密閉型でもそれなりの低音は望めるでしょうが、15㎝(5.5インチ)では、それなりの工夫が必要です。

今のところの印象では、40Hz付近でも十分感じられ、狙い通りの深い低音です。それほど弱い印象はありません。(重低音とまでは言えませんが) 中音域は艶やかで、厚みのある印象。高域にかけて透明感があり全体的に落ち着いた音の印象です。 高級機にふさわしい感じになってきました。

欠点は2つ。1つはパシップは幾分遅れた印象があり、それをどこまで解消できるかと、もう一つは、大パワーのアンプでないと、正確にドライブできない事です。 今使っているのは片側75W程度のLM3886 BTLのアンプです。それでも瞬発力が出し切れない感じがします。 ユニット自体のポテンシャルは、もっと上になるようです。スピード感を表現するには、大パワーか超高額アンプになると思います。 メーカーやその質でも変わりますが、一般論として30万のプリメインアンプではNGでしょう。 セパレートアンプで、パワーアンプが70~100万位の製品で丁度の様です。(トランジスタアンプの場合)

これは、ボイスコイルが3インチも有るウーハーユニットの特性で、弊社の主義ではありません。 ですが、オールマイティーな製品を作っている訳でもないので、このまま進めようと思っています。



こんな高価なユニットを買ってしまいました。 弊社では、このクラスのユニットを使う事は無いと思っていました。



単純に、希望小売価格の10%がユニット代と思えば、世間のスピーカーはその位でできています。 自作する方から見れば、とんでもない数字に思うかもしれませんが、ホームセンターのべニア箱で販売する訳にもいきませんし、メーカーと販売店の利益や宣伝広告費等、この比率でぎりぎりでしょう。



基本的に、箱(エンクロージャー)の方が高いのです。 大手メーカーでは、大量買いしますので、10%以下は間違いないでしょう。 その理屈がそのまま弊社に当てはまる訳ではありませんが、このユニットを使えば、もちろん弊社の最高額商品になります。

「怒りの高額商品開発」と題していますが、何が怒りかは割愛しますが、そのためのテストユニットです。

個々に何がすごいかを書いていてもマニアックになり過ぎますのでやめておきますが、こんな物当たり前に手に入る今の時代は、それだけですごい事です。 能率が少々低めなのは難点ですが、さてはてどんな音がでるのか楽しみです。

デザインも概ね決まっていて、販売価格は40万円程度になる予定。 3組/月程の生産しか出来ませんが、それで十分でしょう。

早速、実験してみますので、音の印象がつかめましたら、またご紹介します。